白木峰・小白木峰

 

 

 

2009、7、5日 万波高原登山口から往復

<単独・日帰り>

当初は、鍬崎山を計画していたのだが、

朝になって天気予報を調べたら、午後から大気の状態が不安定になるらしい!

仕方ないので、以前から興味を持っていて、道路が良くわからなかったこの山へ・・・

道路が分からなければ戻ればいい!と、気楽な気持ちで出かけた。

 

 

 

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<案内図>

 

<登山口>

7:20 林道ゲート前到着

まず分からなかったのは、打保から万波への道路状況だったが、狭いながらも舗装された道路で打保から2、30分で万波に到着。万波の農道?を左折して先に進

む、途中大きな農場?・牛が放牧されている牧草地(これを牧場というのか?)を通って道なりに上流に向かっていくとゲートに突き当たる。いつの間にか農道は舗装

ではなくなっていたが、カーナビによればこの先で国道471号線と合流して越中八尾の方に行ける。これが通れれば河合村から直接来られる筈なのだが・・・、

ゲートは閉まっていて通れないので、右折して小坂谷沿いの林道を溯る。しばらく進むと橋があってその先に又ゲート!これ以上は先には進めない!駐車場は無い

が、橋の手前がチョット広くなっているのでここを利用すればいいだろう!(今回はすでに一台が止まっていたので、手前の路肩に止めた)

 

7:40 登山口

「岐阜県の山」には、このゲートの記述は無かったので、その後の設置されたのだろう。ので、チョット不安になりつつも先に進むと、写真のような立派な標識があって

ホッとした。

小白木峰への登山道は、このほかに前述の国道471号線の県境八尾側すぐの、富山県営大長谷第四発電所取水口近くからもコースがあるようだが、登山口は分か

り辛いとのこと・・・。

 

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<国道471号線からのコース(左・前述)と合流>

 

<小白木峰山頂>

8:15 国道471号線からのルートと合流

殆ど登山者がいないと思っていたこのコースであるが、しっかりした踏み跡の歩きやすい登山道で、かなり登山者が多いことが想像できた。

途中は、適度にジグザグにきってあるブナ林の中、展望は無いが案外風通しが良くて歩きやすい。

 

8:20 小白木峰山頂

この辺りは矮小化した灌木地帯で平坦な登山道で、すぐに山頂の三角点が足元に現れる。知らなければここが山頂だとは思わないだろう!

低灌木の中にはコメツツジやウラジロヨウラク等が多くみられるが、これといった草花はゴゼンタチバナ以外は見当たらない。

 

 

 

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<登山道の様子>

 

<ブナ林>

 

 

 

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<山頂近くの木枠の階段(新しくって結構長い>

 

<突然ニッコウキスゲの群落>

 

 

 

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<登山道脇の日あたりの良いところにはササユリも>

 

 

 

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<花の種類は少ないがなかなかの見応え!>

 

 

 

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<ウラジロヨウラク(いろんなのがある)>

 

<立派な山頂標識>

9:50 白木峰山頂

小白木峰から何度かのアップダウン繰り返した後、長い木枠の階段道を制覇すると目の前に、ニッコウキスゲの大群落が突然現れて驚かされる。

更にその先の登山道脇には、やさしい色のササユリが迎えてくれる!花に対してあまり期待していなかったのだが、うれしい誤算である。

 

 

 

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<イワイチョウ>

 

<モウセンゴケ>

 

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<トキソウも多い>

 

 

 

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<浮 島>

 

<サワラン>

10:20 浮島のある池塘

山頂からは廻り全てがニッコウキスゲという感じでものすごく素晴らしい!(それにも負けないくらい登山者も多かったが・・・)木道周囲の湿地部分にはトキソウやイワ

イチョウ・ワタスゲ・モウセンゴケ・矮小化したウラジロヨウラク等々、花の種類も多い!浮島のある池塘が遊歩道の終点で、ゆっくり楽しみたかったが登山者や散策者

が多くてとてもそんな雰囲気ではない!早々に退散することにした。

 

 

 

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<キンコウカ?>

 

<こんな斜面にも>

 

 

 

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<山頂小白木峰側の地蔵さん>

 

<帰りの方が綺麗になっていた>

11:30 山頂を後に下山開始

下手な写真を撮りながら山頂に戻り、大休止を兼ねた昼食!今日は体調が良いのか水分補給はこれが最初!登ってくるときに万波からの先行者3名に、山頂近くで

追い付き、以後は同行していたのだがここでおにぎりをごちそうになってしまった。

御馳走様でした!(下山して何処かの食堂で遅い昼食を、と思っていたので昼食は持参していなかった。)

 

 

 

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<アカモノ>

 

<○○シャクナゲ>

 

 

 

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<エゾイトトンボ>

 

<モウセンゴケの花の蕾>

 

 

 

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<池塘に写るキスゲ(何の水紋かな?)>

 

 

 

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<またもやトキソウ>

 

<同 上>

 

 

 

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<サワラン>

13:35 小白木峰の池塘

山頂近くの階段からは、長くて何にも無い退屈な登山道を戻って、小白木峰に帰着!

その先の分岐を直進する(471号線コース方向)と池塘があると、案内書に書いてあったのを思い出して寄ってみる。

すぐに沼地のような登山道になって左右に白いシャクナゲが群生、その先に湿原・池塘があってここもニッコウキスゲの大群落!池塘の周りにはトキソウの小群落もあ

る。品の良い青さの細いトンボもキスゲの葉っぱに止まっている。帰って調べたらいとトンボの仲間らしい、ひょっと↓は初のお目見えだったかもしれない。

 

 

 

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<ハナイカダでは無く単なるオデキか?>

 

<???>

 

 

 

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<おまけ>

14:40 万波登山口帰着

ドロドロになった登山靴を気にしながらの下山、登山口の近くの沢に降りて靴を洗ってめでたく車に帰着!駐車車両は更に2台増えて4台になっていた。

 

 

 

[雑 感]

白木峰山頂のニッコウキスゲの群落は規模が大きくて素晴らしいが、小白木峰の池塘もなかなかのもので、言うならば白木峰の縮小版?という感じである。時間が無

ければここまででも十分である。

帰ってから気づいたのだが小白木峰の池塘を更に先に進めば、大きな池塘があってそこに写る金剛堂山が素晴らしいとのこと・・・、う〜ん、悔しい!

それにしても期待していなかっただけになおさら、素晴らしい花の山!とういう実感の大きい山行きであった。

・・・来年の楽しみが増えたか?も一度行ってみるのか???

 

 

 

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